忘れられないパリのワスレナグサのコンポジション
今でも忘れられないほど
私は大好きなフラワーアレンジメントがあります。
もう20年近く前、
ある女性ファッション誌に、
パリのフローリストの連載がありました。
その7月号だったか、
「comme à la campagne」というフローリストが、
ワスレナグサのアレンジを紹介していました。
ワスレナグサのコンポジション。
フランスでは、フラワーアレンジメントのことを、
コンポジションといいます。
ワスレナグサの花は、
小さくて小さくて、
他の花と混じると、
どこにあるかわからなくなってしまう、
姿を隠してしまう、
とにかく小さな花です。
でもたくさん集まると、それはそれはきれいなんです。
そのワスレナグサだけ、
ワスレナグサ一種だけのコンポジション。
雑誌に紹介されていたのは、
きっと小さなコンポジションなのでしょう。
comme à la campagne(田舎風に)という店名のように、
とても素朴なのですが、
でもそこはパリのフローリスト、
とても洗練されていて、気品があって、可愛らしくて、
もう〜さすが!としか言いようがない感じでした。
ほんとうに、すてきだったんです!
私もこういうアレンジ、いやいやコンポジションを作りたい!と思いました。
田舎風だけど、ちょっと粋な感じのスタイル。
まだまだ道半ばですが、
目指すところは、あの時見た「ワスレナグサのコンポジション」
ワスレナグサの季節に、想いを新たにしました。
ガーデン&ライフスタイルの専門webサイト『Garden Story』
で連載いただいています。
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