赤毛のアンのアン・シャーリーと我が家の黒柴のあん。
我が家の黒柴のあん。
今日で満3歳となりました。
もう3歳とも思ったり、
まだ3歳!とも思ったり。
なにしろずっと一緒にいるので、
3年どころか、もっともっと、何年も何年も一緒に暮らしているような錯覚を起こします。
(うちに来たのは4月なので、まる3年にはもうちょっと)
あんは女の子ということもあって、
とっても穏やかな優しい子です。
あんがいるだけで、
家の中の空気がゆるく、柔らかく、心地よくなります。
このところ『赤毛のアン』を読み返しています。
好きな本なので、
時々本棚から取り出して読むことがあります。
アンがグリーン・ゲイブルスに来て、
初めてマリラに自分の名前を言う時、
本当はアン・シャーリーという名前だけれど、
「コーデリアと呼んでくださらない?」と言います。
「アンという名前は現実的な名前なんですもの」
マリラは、
「アンこそ、分かりやすい、おしとやかな、ほんとうにいい名前です。」と言います。
アンは、
「アンという名前で呼ぶのでしたら、
e のついたつづりのアンで呼んでください。
Ann はひどく感じがわるいけれど、Anne の方はずっと上品に見えるわ。」と。
我が家のあんは、
「あんみつ姫」の「あん」なのですが^^;
アルファベットで書くときは、
アンにならって、”Anne ”と書くようにしています。
物語の中で、
アンがバーリー家の屋根から落ちるという事件が起こります。
その時マリラは、アンがかけがえのない存在になっていたことに気がつくんですよね。
マリラにとってのアンは、
「自分にとってアンがいかに大事な存在であったかを悟った。アンが好きだということはーーそれ以上にたいへんアンを可愛く思っていることはマリラもみとめはしたであろうが、しかしいま、無我夢中で坂をくだって行きながら、アンがこの世のなにものにもかえられないほど、自分にとって貴いものだということを知ったのである」
私や夫にとってのあんも、
まったく同じ!!
本当にその通りですね、とマリラと話したくなります。
我が家のあんは、アンのようにおしゃべりな女の子ではありませんが、
優しく、明るく、賢いところは同じだな〜なんて思いながら読んでいます。
今では、『赤毛のアン』ならぬ『黒毛のあん』の物語のようになってしまって、
今まで以上に、いえいえ、もっともっと好きな本となっています。
あんが、いつも元気でいてくれたらいいなと思います。
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