Vol.58 「花とおやつのテーブル」お彼岸の中日はぼたもちで。
せっかくなので、おやつのテーブルに旬の花をちょこっと。
「入り団子、中日ぼたもち、明け団子」
お彼岸のお供えものです。
そう、あくまでもお供えのためのスイーツですが、
「わーい、お彼岸だからぼたもち食べなくちゃ〜」という気持ちが強くて^^;
お彼岸にぼたもちをお供えするのには
ちゃんと理由があるのですよね。
魔除けの赤い小豆と、
貴重な砂糖を使った贅沢なお菓子。
これをご先祖様にお供えをして、邪気払いをする。
小豆の収穫は秋なので、
秋のお彼岸のおはぎは皮も柔らかいつぶあんで、
春のお彼岸のぼたもちは皮が固くなるのでこしあんにして。
さらに、
ぼたもちの由来の牡丹の花は大輪なので、
ぼたもちも大きめの丸型。
おはぎの方は、萩が小さな花なので、
小ぶりの楕円形に整えるそうです。
牡丹の花と、萩の花が名前に採用されたのは、
ともに、小豆の赤い色に似ているから。
ほ〜う、ぼたもちの中に、いろいろなことが詰まっていますね。
昨日は、彼岸の中日。
とても可愛いぼたもちを見つけました。
浜松のうなぎパイの春華堂さんが運営する「ニコエ」というお菓子工房。
お菓子の実演を見ることができたり、
注文するとその場で、
どら焼きを焼いてくれたり、
五穀のお饅頭をふかしてくれたりします。
そこで、五穀のぼたもちを買いました。
とても小さな手毬型のぼたもち。
3種類で、どれも五穀を使ったものです。
少し甘めなあんのぼたもちでした。
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