「鳥にも一つ残してあげよう、穏やかな秋の日に愛犬と一緒に手作り干し柿 」

愛犬と一緒にひと仕事。昔ながらの干し柿の作り方はいたってシンプルです。

木守柿と、鳥のために柿の実を一つ残す素敵な風習。庭の柿が不作だった今年は、鳥へのお裾分けは干し柿で代用です。

1. 干し柿の季節 到来

2. 干し柿作り 材料

3. 作り方はカンタン!

4. 柿の実一つ残す 素敵な風習


<1、干し柿の季節 到来>

気温が15度以下になれば、干し柿のシーズン到来です!

「今年は季節外れの・・・」が多いお天気が続きました。

気温もなかなか下がらず、

干し柿作りのベスト条件が整わずにいました。

11月に入って、やっと秋らしくなってきました(もう晩秋かな)。

さぁ!干し柿作るぞーと気合が入ります。


でも、そんなにたくさん作るわけではないのです。

我が家では、積極的に食べるは父だけです。

たくさん作ってもカビてしまうし。

食べ切れる分だけ作ります。

作るのが楽しい〜から作ります。

一年に一度のささやかな楽しみなのです。


愛犬のあんが興味津々で、

紐を結んでいるところをじっと見ていました。

あんがいると、

こんな作業もより楽しくなります。

とっても穏やかで嬉しい時間です。

ポカポカ小春日和の日。

あんは、気持ち良くてだんだん眠くなってしまったようでした。

そんな様子を見ていると、私もうとうと。

あ〜なんか幸せだな〜


<2、干し柿作り 材料>

材料は、渋柿と熱湯。

必要なものは、麻紐。

これだけです。

焼酎を吹きかけるという工程をする方法もあるようですが、

母の干し柿は、

そんな手の込んだことはせず、干すだけです。

それでも結構うまくできます。


<3、作り方はカンタン!>


作り方

1. 渋柿の皮を剥きます。

2. ヘタのところに、麻紐を結びます。

3. 熱湯にさっと潜らせます。

4. 干します。

いたってシンプルです。


熱湯にさっと潜らせるのは、殺菌消毒と乾燥しやすくするためです。

あまり長時間つけないことがポイントです。

夜と雨の日は、家の中で待機。

日中の、お日さまいっぱいの時間帯に干しておきます。

乾燥具合を見て出来上がりです。


干し柿名産地の、一大ブランドの干し柿は、

ふっくら、甘味たっぷり、

きれいな柿色。

本当においしいですね。

私は大好きです!

ブランド干し柿のクオリティは素晴らしいです。

きっとたくさんの極意があるのでしょう。

自家製とは、なんか違う^^; ぜんぜん違う^^;


<4、柿の実一つ残す 素敵な風習>

実家の庭に、柿の木が一本あります。

渋柿ではなく、次郎柿のようなおいしい四角の柿です。

(品種はわかりません。)

例年、50個くらいは収穫できるのですが、

今年は、10個ほどしか実りませんでした。

数少ないのに、3個を柿ドロボーに盗られてしまいました。

ドロボーは、

カラス? タヌキ? イノシシ? ハクビシン? 

カラスはこんな大きな実はくわえられないし、下にも食べ残しがなかったし、

タヌキ、イノシシ、ハクビシンは、

噂はあるけれど、実際に目撃したというご近所さんの話も聞かないし・・・

やっぱり、ヒトなのかな〜と思われます。

ちょっと残念。


こんな句を見つけました。

『柿の実をひとつ残して秋深し』


いつも、柿を収穫するとき、

最後に一個を残します。

木守のため、今年の収穫の感謝のため、

それと、鳥のため。

食べ物がだんだん少なくなってくる頃、

鳥のためにおいしい柿をお裾分けするなんて、

粋な風習ですね。


今年は、実った柿を残してあげられなかったので、

干し柿を一つ、鳥のために残してあげようと思います。

鳥、干し柿も好きかな?




ガーデン&ライフスタイルの専門webサイト『Garden Story』で、

記事を連載いただいています。

あんGARDEN

花のある暮らし。ナチュラル可愛い花アレンジのアイディアと、愛犬との暮らしのアイディアあれこれ。

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